
高市早苗首相は7日の衆院予算委員会で、関節リウマチの持病があることを明かした。高額な医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」の在り方を巡る議論の中で「関節リウマチという話があったが、私もその患者だ。薬剤で進行を止めている状況だ」と説明した。立憲民主党の中島克仁氏への答弁。
同制度を巡っては、石破政権が負担上限の引き上げを検討したものの、患者団体などの反発で見送った経緯がある。
首相は、病名を告げられた時に「絶望的な思いになった」と吐露。「患者の苦しみや悩みは分かっているつもりだ」としつつも、負担上限に関しては「医療保険制度全体の中で考えるべきものだ。経済的な負担が過度にならないよう配慮する」と述べるにとどめた。
〔写真説明〕首相官邸に入る高市早苗首相=7日午前、東京・永田町
2025年11月07日 20時47分