定数削減、今国会の合意困難視=自民幹事長「各党の理解必要」



自民党の鈴木俊一幹事長は9日放送のBSテレ東番組で、衆院議員の定数削減について、12月17日が会期末の臨時国会中に全党で合意に達するのは困難だとの見方を示した。「会期末までに全て各党各会派の理解を得るための協議を終え、具体的なところまで決め切るかというと、なかなかそうはならないのではないか」と述べた。

自民と日本維新の会が交わした連立合意書には、1割削減を目標に「臨時国会において議員立法案を提出し、成立を目指す」と明記されている。

鈴木氏は、定数削減には幅広い理解が必要だと強調。国勢調査の結果が来年出ることに触れ、「(それをベースに)理解を深める作業もやっていかなければならない」と慎重に検討する意向を示した。番組は6日に収録された。

〔写真説明〕鈴木俊一

自民党幹事長

2025年11月09日 15時00分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース