共産、「連合政権」記述見送り＝野党共闘に「可能な努力」―大会決議案

共産党は１３日、党本部で第１０回中央委員会総会を開き、志位和夫委員長ら党執行部が、来年１月の党大会に諮る決議案を提案した。２０１７年、２０年の両大会決議に明記された「野党連合政権」構想についての記述を見送ったのが特徴。２２年参院選で共闘が崩れたことや、野党第１党の立憲民主党に共産との連携に慎重な意見が根強いことを踏まえた判断とみられる。総会は１４日まで。

野党共闘については「再構築のため可能な努力を行う」として、立て直しを優先する方針を打ち出した。あいさつで志位氏は「野党連合政権の実現に向けて、力いっぱい戦ってきた」と指摘。その上で「日本の政治を変える道は共闘しかないという立場にいささかも変わりはない」と語った。

〔写真説明〕衆院本会議で代表質問する共産党の志位和夫委員長＝１０月２５日、国会内

2023年11月13日 17時16分

関連記事

築地、三井不動産などが再開発＝５万人

自民、皇族確保の政府２案「妥当」＝近

中東情勢を憂慮、邦人被害なし＝イラン

感染症危機、国が調整・指示＝「機動的

教員月給上乗せ「１０％以上」＝教科担

少子化関連法案、衆院通過＝支援金徴収

自民派閥「偽装解散」指摘も＝政治団体

国スポ見直し論が急浮上＝各知事、人口

為替「行き過ぎた動き適切対応」＝緊密

「米軍指揮下」懸念当たらぬ＝自衛隊の

少子化関連法案を可決＝支援金徴収、児

犯罪被害者、弁護士が一貫支援＝２６年