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安倍首相、逃げ切り躍起=桜を見る会、異例の20分超説明



安倍晋三首相は15日、「桜を見る会」をめぐる問題について昼と夜の計2回、記者団に説明する異例の対応を見せた。2回目は20分以上を費やしたほどで、自ら疑惑を払拭(ふっしょく)する姿勢を示し、厳しく迫る野党の追及を振り切ろうと躍起だ。

「さまざまな報道があったので事務所から詳細について報告を受けた」。15日夜、首相官邸の執務室を出て記者団の前に現れた首相はこう切り出すと、浮上している疑問点に一つ一つ答えた。記者団の問い掛けに答えず立ち去ることの多い首相の丁寧な対応には危機感がにじむ。

関係者によると、菅義偉官房長官ら官邸幹部は桜を見る会の中止を決めた13日以降も、この問題への対応を協議してきた。特に重視したのは、首相の後援会が桜を見る会の前夜に地元支持者を招いて催した夕食会だ。野党が公職選挙法や政治資金規正法に抵触する疑いを指摘しており、今後の火種になりかねないと判断したためだ。

官邸幹部は夕食会の会場になったホテルにパーティー費用やメニューなどを問い合わせ、弁護士にも相談。首相はこうした事前準備を踏まえ、万全の態勢で「即席記者会見」に臨んだ。

自民党幹部は「しっかり説明した。低俗な話はもう終わりだ」と語り、幕引きを急ぐ姿勢を示した。与党は、野党側が求めている衆参両院での予算委員会集中審議の開催に応じない構えだ。

首相は記者団に「国会でお決めになれば、政府として説明を果たすのは当然」と強調したが、これを伝え聞いた別の自民党幹部は「国会は決めない」と明言した。

2019年11月15日 20時20分

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