一般社団法人 日本電子機器補修協会
【モスクワ時事】9月の就任後初めて、茂木敏充外相は19日、日ロ平和条約締結に向けた本格的な交渉に臨んだ。しかし、ロシアは茂木氏の交渉責任者としての初訪ロに合わせるかのように、日本漁船5隻を「違法操業」の疑いで連行するなど、さっそく冷や水を浴びせた格好。茂木氏は北方領土問題打開の糸口を模索したが、具体的な進展はなかった。
北方領土問題を含む平和条約交渉は、昨年11月の首脳会談で1956年の日ソ共同宣言を基礎に加速させることで合意したが、停滞が続いている。茂木氏自身も訪ロを前に、「いま、領土問題を動かすのは難しい」と周辺に漏らしていた。
このため、茂木氏は北方領土での共同経済活動など経済分野の協力強化を通じて、こう着状態を打開したい考え。18日にはオレシキン経済発展相と共同議長を務める「貿易経済政府間委員会」に臨み、極東地域と日本の日本海側地域を一つの経済圏として開発することなどを新たに提案した。
茂木氏はラブロフ外相との個人的な信頼関係の構築も目指す。共通の趣味は酒とたばこで、11月の名古屋市の会談では、茂木氏が年代物の日本産ウイスキーを贈ると、ラブロフ氏は喜んでいたという。日本外務省幹部は「二人はケミストリー(相性)が合う」と期待を寄せる。
ただ、領土問題をめぐり、ロシア側に軟化の姿勢は見えず、先行きは不透明だ。ラブロフ氏は19日の会談後の共同記者発表で、「この課題は決して簡単なものではないし、私たちとしてはかなり長期的、地道な作業を行う用意がある」と強調した。
2019年12月19日 23時43分
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