一般社団法人 日本電子機器補修協会
岸田文雄首相は21日、通常国会の閉幕を受けて首相官邸で記者会見した。少子高齢化などを踏まえ、「デジタルの力をフルに活用した令和版デジタル行財政改革に挑戦する」と表明。2023年度補正予算案編成について「経済状況、物価動向を見ながら必要に応じて適切に対応する」と含みを残した。
首相はデジタル行革により、全体の公務員数を増やさずに効率的な行政に組み直す必要があると指摘。「国が共通のデジタル基盤を設計し、自治体が住民にきめ細かいサービスを行う」制度への転換を目指すと説明した。「求められているのは小さくて大きな政府だ。国と地方の役割を再定義する」と語った。
夏から秋に想定される内閣改造・自民党役員人事に関し「骨格を維持するのか」と問われたのに対しては、「先送りできない政策課題に答えを出していく(内閣の)姿勢に照らして判断する。具体的なものを考えているわけではない」と述べるにとどめた。衆院解散の時期についても言及を避けた。
日本経済の現状について「前向きな動きが着実に生まれている」との認識を示した。その上で「カギとなるのは一過性ではない構造的な賃上げだ」と強調。「デフレ経済脱却、賃上げが当たり前となる経済に向けた道筋を着実なものとする」と語った。
報道各社の世論調査で内閣支持率が下落傾向に転じたことを踏まえ、全国各地に赴き国民の意見を聴く考えを明らかにした。「今年の夏、政権発足の原点に立ち返り全国津々浦々の現場にお邪魔して、改めて皆さまの声を伺うことに注力する」と語った。
〔写真説明〕記者会見する岸田文雄首相=21日午後、首相官邸
2023年06月21日 21時15分
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