「適切な儀式」「大変な問題」＝安倍氏国葬めぐり与野党幹部

安倍晋三元首相の国葬当日を迎え、与野党幹部から２７日、賛否に関する発言が相次いだ。

自民党の茂木敏充幹事長は記者会見で「故人への敬意と弔意を表す国の儀式として行うことは適切だ」と政府・与党の立場を強調。同党の村上誠一郎元行政改革担当相が国葬に反対を唱え欠席することに関し、「同じ仲間としての信頼感や、お亡くなりになった方に対する礼節は大切にする必要がある」と述べた。

一方、立憲民主党の泉健太代表は党会合で「根拠や基準が乏しく、国会の関与もなく決定した。大変な問題だ」と反対する考えを重ねて表明。同時に「故人に対し弔意を持っているのは当然のことだ。改めて哀悼の誠をささげたい」とも語った。

国民民主党の玉木雄一郎代表は会見で「滞りなく式が行われることを期待したい」としつつ、「賛否が分かれているのは残念だ。十分な説明が行われてこなかったことは大変問題だろう」と政府対応を批判した。

〔写真説明〕安倍晋三元首相の遺影が掲げられた国葬会場＝２７日午前、東京都千代田区の日本武道館（代表撮影）

2022年09月27日 12時14分

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