
乗客ら107人が死亡したJR福知山線脱線事故を巡り、JR西日本は8日、遺族と負傷者への説明会を開き、事故車両の保存施設が12月中旬に完成すると伝えた。完成後、遺族や負傷者らを対象に案内を実施する方針。
説明会は兵庫県宝塚市内で非公開で行われ、JR西によると、中継会場も含め遺族ら62人が出席した。
保存施設は、JR西の社員研修センター(大阪府吹田市)に隣接する形で整備される。損傷が激しい1~4両目は部品ごとに分けて配置し、原形を保つ5~7両目はそのまま連結して保存する。
〔写真説明〕JR福知山線脱線事故を巡り、遺族らへの説明会後に記者会見するJR西日本の倉坂昇治社長=8日午後、兵庫県宝塚市
2025年11月08日 20時55分