対策強化も続く被害=証券口座乗っ取り―専門家「不審なリンク開かないで」



オンライン証券口座が乗っ取られ、不正な取引が相次いだ問題で、証券会社などは対策を強化し、不正取引件数は減少傾向にあるものの、被害はなくなっていない。専門家は「メールなどの不審なリンクを開かないようにしてほしい」と呼び掛けている。

金融庁によると、不正取引件数は3月に935件だったのが、4月には3000件近くに急増。その後減少したものの、10月は300件を超えている。

同庁は、件数減少の理由について「証券各社が複数の方法で本人確認する『多要素認証』の導入を進めたのが一因ではないか」と分析。ただ、被害はなくなっておらず、「パスキー」と呼ばれる生体認証などを活用した認証方法を必須化する重要性を指摘した。

サイバーセキュリティー事業を手掛ける「マクニカ」(横浜市)の瀬治山豊・セキュリティ研究センター長補佐も「証券会社の対策に加え、利用者の意識向上が減少につながったのではないか」と指摘。「メールやショートメッセージサービス(SMS)の不審なリンクは絶対に開かないことを徹底してほしい」と訴えた。

〔写真説明〕金融庁の看板

2025年11月28日 20時29分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース