
愛知県弥富市で2024年、住人3人が死亡するなどしたアパート火災で、現住建造物等放火と殺人などの罪に問われた無職佐藤忍被告(64)の裁判員裁判の初公判が8日、名古屋地裁(大村陽一裁判長)であり、被告は起訴内容を認めた。
佐藤被告は罪状認否で、裁判長から「燃やすつもりはあったのか」「人が死ぬことが分かっていたのか」と尋ねられ、「あります」「分かっていました」と答えた。
検察側は冒頭陳述で、被告は住人の南由美さん=当時(57)=が借金を返さないことにいら立ちを募らせ、たばこの不始末に見せかけて同居の窪米三さん=同(68)=も殺害しようと考え、事前に下見していたと指摘。事件当時、完全責任能力があったと主張した。
弁護側は殺意について争う姿勢を示し、心神耗弱状態だったと反論した。
〔写真説明〕名古屋地裁=名古屋市中区
2026年06月08日 20時50分