旧御所水道ポンプ室など登録へ＝有形文化財１３３件答申―文化審

文化審議会（佐藤信会長）は１５日、旧御所水道ポンプ室（京都市）など１３３件の建造物を、登録有形文化財とするよう萩生田光一文部科学相に答申した。近く答申通り告示され、同文化財の建造物は１万２５９０件となる。

旧御所水道ポンプ室は、明治４５（１９１２）年に完成した琵琶湖疏水から京都御所へ防火用水を送るための水道施設。主体部はれんが造りで、隅は石積みとなっている。宮内省内匠寮の設計で、現在の迎賓館赤坂離宮などを手掛けた片山東熊らが担当したとされる。９２年に疏水からの取水を停止した。

〔写真説明〕文化審議会が登録有形文化財とするよう答申した旧御所水道ポンプ室（小野吉彦氏撮影）

2019年11月15日 17時21分

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