「帰る気持ち強かった」と蓮池さん＝横田めぐみさん拉致から４２年

横田めぐみさん＝拉致当時（１３）＝が北朝鮮に拉致されて４２年となる１５日、拉致被害者の蓮池薫さん（６２）が新潟市内で講演した。めぐみさんについて、「『絶対に（日本に）帰るぞ』という気持ちを強く持っていた」と述べた上で、亡くなったとする北朝鮮側の説明は「全く信じられない」と強調した。

蓮池さんは、「（北朝鮮に）『まだ日本中いろんな所で拉致問題の話が出る、へたにごまかせない』と思わせる重要な要素が日本の声だ」と述べ、国民が拉致問題を訴え続ける大切さを指摘。「声が上がり続けることが重要な時期。協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

日本政府に対しては、帰国していない拉致被害者の生存情報を収集するなど、「（北朝鮮との交渉のための）体制をしっかりつくらないといけない」と述べた。

〔写真説明〕講演する拉致被害者の蓮池薫さん＝１５日午後、新潟市

2019年11月15日 21時54分

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