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香港の民主派逮捕「正義に反する」=ネットや署名、日本でも抗議―国安法



香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で香港紙「リンゴ日報」創業者や民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏が逮捕(後に保釈)されたことを受け、在日香港人や有識者は12日、東京都内で開かれた緊急記者会見で「正義に反する」などと一斉に非難した。在日香港人の女性は「国安法はただの威嚇ではなく、実際に香港人の人権と自由を冷酷に奪い取る道具に成り果てた」と覆面姿で訴えた。

立教大の倉田徹教授は「彼らの行動が(国家の安全を脅かす)原因になったというのは診断が間違っている」と指摘。「香港の人たちはこういうことがあると抵抗を強める。(中国政府は)今からでも処方を変えるべきだ」と断じた。

周氏の逮捕を受け、ネット上では「#FreeAgnes(アグネスを解放せよ)」というハッシュタグ付きの抗議と支援が広がった。東京大の阿古智子教授は、不当逮捕や弾圧に抗議する10万人規模の署名の呼び掛けを始めたことを明らかにした。

周氏は6月30日、国安法施行直前に政治団体「香港衆志」脱退を表明し、施行後は目立った活動を控えている。最後に日本のシンポジウムにオンラインで参加したのは6月9日とみられる。その際は「このイベントは私の犯罪証拠になるかもしれないが、正直大げさではなく本当に怖い。普通の23歳は就職の話や自分の夢の話をする時期なのに、なぜ私は何年間収監されるのだろうと考えなくてはならないのか」と語っていた。

〔写真説明〕香港問題に関する緊急記者会見で発言する倉田徹立教大教授(左から3人目)=12日午後、衆院議員会館

2020年08月12日 15時37分


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