収容前に逃走、女に有罪＝大阪地裁

保釈が取り消され、収容前に大阪地検岸和田支部から車で逃走し、検察事務官をはねてけがをさせたとして、傷害と公務執行妨害などの罪に問われた住居不定、無職野口公栄被告（５０）の判決が２２日、大阪地裁であった。松田道別裁判長は懲役２年６月（求刑４年６月）を言い渡した。

被告側は、車を運転した息子（３１）＝実刑確定＝との共謀など起訴内容の一部を否認していた。松田裁判長は、車を発進させれば事務官らに衝突する可能性を認識していたとして、共謀を認定した。

判決によると、野口被告は２０１９年１０月、同支部前で息子が運転する車に乗り込んで車を急発進させ、止めようとした事務官２人に軽傷を負わせた。

2020年10月22日 11時44分

society

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