「神戸コラボ」で誕生、紅茶の香り立つ梅酒＝神戸〔地域〕

江戸時代からの銘酒の産地、神戸・灘の酒造メーカーが、紅茶を輸入販売する商社とコラボレーションし、英国メーカーのオーガニック紅茶を日本酒ベースの梅酒で抽出した「古酒仕込み

紅茶梅酒」を開発した。「神戸を代表する和と洋の文化を担う企業が組み、新しい価値を発信したい」（西村隆・沢の鶴社長）。

沢の鶴は熟成した純米酒を多く保有し、近年は梅酒の販売が好調。日本酒仕込みの梅酒のおいしさを新鮮な形で表現しようと、トレンドの兆しがあった紅茶に着目した。

日本で早い時期に紅茶文化が根付いた神戸で創業し、１００種類以上を扱う「富永貿易」が選んだオーガニック認証のインド・ダージリン茶葉を、兵庫県産山田錦で仕込み長期熟成させた純米酒ベースの梅酒で抽出。穏やかなアールグレイが引き立つまろやかな味わいに仕上げた。

2020年10月22日 10時29分

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