首相との面談求める＝任命拒否問題で要望書―学術会議

日本学術会議の会員候補６人が昨年、菅義偉前首相に任命を拒否された問題で、同会議は３日の総会で、この問題を含めた諸課題について意見交換するため、岸田文雄首相に対し、梶田隆章会長との面談を求める要望書をまとめた。

要望書では、法で定められた定員を満たさない状態が続けば、同会議の活動に重大な支障を及ぼすと主張。対話を通じて問題解決を図り、政府と同会議が新たな関係を構築することを望むとした。

梶田会長は総会終了後の記者会見で、６人の任命を求める従来の立場に変わりはないとした上で、「新たな内閣に未来志向の対話を求めたい」と話した。

〔写真説明〕日本学術会議の梶田隆章会長

2021年12月03日 19時40分

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