防衛省は2日、沖縄南方の太平洋で活動していた中国軍の空母「遼寧」艦載機の発着艦が約630回に上ったと発表した。日本周辺での活動を終えたとみられ、遼寧を含む艦隊はフィリピン東方の海域を南に進んだという。
同省によると、遼寧は9月18日に沖縄県・西表島と与那国島の間の接続水域を初通過した後、太平洋上を移動しながら同月20日~今月1日まで12日連続で艦載ヘリと戦闘機の発着艦を実施。累計回数は計約630回で、同省が公表した遼寧の活動では最多となった。
〔写真説明〕僚艦から補給を受ける中国軍の空母「遼寧」(左)(防衛省統合幕僚監部提供)
2024年10月02日 20時50分