元担当者「持ち逃げの事実ない」=アンゴラ館、工事費未払い問題―大阪・関西万博



大阪・関西万博のパビリオン「アンゴラ館」の工事費未払い問題で、工事代金を支払っていないとされる建設会社の元経理担当者が10日までに、時事通信の取材に応じた。同社社長が未払いの理由について、経理担当者が持ち逃げしたと主張していることに、「事実ではない」と反論した。

同社から注文を受けた電気設備会社によると、2月以降に電気関係や塗装などの依頼を受け施工したが、工事費約4300万円が未払いとなっており、建設会社社長に確認したところ「経理担当者が会社の資金を持ち逃げした」と説明されたという。

元経理担当者は取材に対し、「持ち逃げしたという事実はない」と反論。未払いの理由について、「工事の失敗と資金繰りがずさんだったこと」と説明した。

万博の工事未払い問題を巡っては、アンゴラ館以外にマルタ館などでも問題となっている。

〔写真説明〕大阪・関西万博のパビリオン「アンゴラ館」=5月12日、大阪市此花区

2025年06月11日 08時52分


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