鈴木晶友さん、世界一周に挑戦へ=日本人2人目の完走目指す―ヨットレース



外洋セーラーの鈴木晶友さん(40)が単独、無寄港、無補給で世界を一周する4年に1度のヨットレース「バンデ・グローブ」の2028年大会への参戦を目指している。完走を果たせば、日本人2人目の快挙。まずは出場権獲得に向け、11月に予選となる単独大西洋横断レースに挑む。

千葉県出身の鈴木さんは幼少期に自身と風の力だけで移動できるヨットに魅了され、大陸間横断の夢を抱いた。19年に単独で大西洋横断レースを完走。22~23年には、7カ所に寄港しながら世界を一周する2人乗りヨットレース「グローブ40」に参加した。途中で見舞われた船体損傷のトラブルも乗り越え、約9カ月半をかけて完走を果たし、実績を重ねてきた。

バンデ・グローブはフランスを出発し、約4万8000キロを2~3カ月かけて航行。激しい寒暖差や荒波などの危険を伴う命懸けの大冒険で、「海のエベレスト」と呼ばれる。完走した日本人は海洋冒険家の白石康次郎さんのみ。鈴木さんは「人間が地球上でできる究極の移動。挑戦する魅力や楽しさを次世代へ伝えたい」と目を輝かせる。

自宅を売却して得た数千万円を頭金に充て、全国から20人以上の出資者を募って、全長18メートルのヨットを1億数千万円で購入。さらに、スタッフの人件費など活動資金が年間7000万円以上必要で、クラウドファンディングで支援を呼び掛けている。

バンデ・グローブ出場には予選レースの完走が必要。「一つずつ山を越えていけば、必ず達成できると信じている」。夢の大航海に向かって進む。

【時事通信社】 〔写真説明〕「バンデ・グローブ」参戦に向け購入したヨットの前に立つ鈴木晶友さん=3月(鈴木さん提供) 〔写真説明〕「バンデ・グローブ」参戦を目指す鈴木晶友さん(左)。右は白石康次郎さん=3月(鈴木さん提供) 〔写真説明〕世界を一周する2人乗りヨットレース「グローブ40」のフィニッシュ時の鈴木晶友さん(左)=2023年4月(C)JEAN―MARIE

LIOT

2026年06月09日 14時32分


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