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鶴竜、このまま終われぬ=奮起の賜杯奪還-大相撲名古屋場所



昭和以降初めて4大関が不在となった場所を締めたのは東正位の横綱だった。鶴竜は腰に不安を抱え、ぶっつけ本番で臨みながら7場所ぶりに賜杯を奪還。綱の威厳を久々に示し「腐らずに自分と向き合い、諦めないでよかった」としみじみ語った。

場所前の稽古で腰痛を発症し、初日までまわしをつけられないほどだった。取組後は治療に1時間ほどかける日々を「自分との闘いだった」と振り返る。そんな中、患部に負担を掛けないために土俵上では前へ出る意識を貫いた。優勝を決めた白鵬との一番でも下がらずに、巻き替えの応酬から最後は2本差して寄り切った。

今場所で歴代10位に並ぶ横綱在位32場所に到達したが、「休場が多いので、恥ずかしい話」と胸を張れない。優勝に縁がなかった名古屋は、右の足首や肘のけがでここ3年は皆勤すら果たせず、「このままじゃ終われない」との強い思いもあった。

この1年は御嶽海や貴景勝、朝乃山といった若手が初賜杯を手にするなど、世代交代の波も押し寄せてきた。来月10日に34歳となる鶴竜は「まだ負けないぞ、という気持ちを持っていきたい」。自らを鼓舞するように言い、誓いを新たにした。

【時事通信社】 〔写真説明〕鶴竜(左)は白鵬を寄り切り、7場所ぶり6度目の優勝を果たす=21日、愛知・ドルフィンズアリーナ 〔写真説明〕賜杯を手に、支援者らと喜ぶ鶴竜(中央)ら=21日、愛知・ドルフィンズアリーナ 〔写真説明〕パレードに出発する鶴竜(右)=21日、愛知・ドルフィンズアリーナ

2019年07月21日 20時13分


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