一般社団法人 日本電子機器補修協会
194球を投げ切った大船渡の佐々木は、男泣きした。「負けたら終わりだから、プレッシャーがあった。その中で勝ち切ることができたので」
今春の岩手県大会で準優勝した盛岡四は、剛腕対策を練ってきた難敵。二回、三回に2安打ずつを許したが、要所を締めた。「力んでしまい、思うような球を投げられなかった」と言いつつ、五回には157キロをマーク。六回に2点を先取すると、ギアを上げてきた。
八回2死後。追い込んでからの3球目に球場がどよめいた。160キロ。ボールにはなったが、4月のU18(18歳以下)高校日本代表候補合宿で出した163キロに続く「大台」で、公式戦自己最速。打者の岸田は「たたきつけてくるような球。正直、手が出なかった」。続く140キロのフォークで空振り三振に仕留めた。
逃げ切るかと思われたが、相手はしぶとい。九回、四球後に連続長短打を浴びて追いつかれた。なお2死満塁のピンチは何とかしのぎ、延長戦へ。迎えた十二回、4番として右越えに決勝2ラン。その裏、最後の打者に対して、200球に迫っていながらも153キロを計測した。毎回の21奪三振。「令和の怪物」にふさわしかった。
【時事通信社】
〔写真説明〕高校野球岩手大会、盛岡四との4回戦に先発した大船渡の佐々木=21日、岩手県営野球場
2019年07月21日 20時30分
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