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感じた復調の手応え=明るさ戻った宇野―ロシア杯フィギュア



昨季までの宇野なら、SP4位は「出遅れ」かもしれない。しかし、不調を極めていた今季前半戦の中では、本人が納得できる部分は多かった。演技後は何度か小さくうなずき、「めちゃくちゃほっとした」と表情を緩めた。

冒頭の4回転フリップは転倒したが、約2週間前のGP第3戦で転倒した4回転トーループとトリプルアクセル(3回転半)は成功。得意のジャンプを決めたことで、復調へ前進していることが実感できた。

メインコーチを置かないで臨むシーズン。ジャンプが乱れ、GP第3戦はまさかの8位に沈んだ。その後はステファン・ランビエル氏の下で練習し、今大会も同行してもらっている。「気持ちってすごい。体にも影響するし、パフォーマンスにもすごく直結していると思う」。トリノ五輪銀メダリストの支えで普段の練習から心に余裕が生まれ、演技に好影響をもたらしているようだ。

「当たり前のことを当たり前にやるのが、僕にとっては難しいこと。それが何とかだけど、できた」。21歳の表情に、明るさが戻ってきた。

【時事通信社】 〔写真説明〕男子ショートプログラム(SP)で演技する宇野昌磨=15日、モスクワ(EPA時事) 〔写真説明〕男子ショートプログラム(SP)で演技する宇野昌磨=15日、モスクワ

2019年11月15日 22時54分


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