一般社団法人 日本電子機器補修協会
2017年11月にプロ野球のコミッショナーを退任してから2年半。いまでも熊崎勝彦氏(78)の野球への思いは当時と全く変わっていない。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でプロ野球は開幕が遅れている状況に「ファンの方も待ち望んでいると思う。野球には底知れない力がある。再び楽しみを与える日がくる」と前を見据え、6月19日の開幕日決定を喜んだ。
プロ野球は過去に何度か危機的状況があった。1969年は「黒い霧事件」といわれる野球賭博に絡む八百長行為が発覚し、2004年は近鉄とオリックスの合併騒動が発端となった球界再編問題。熊崎氏がコミッショナーを務めていた15~16年にかけて巨人投手による野球賭博問題も起きた。「プロ野球はこれまで幾度となく困難に遭遇し、その都度乗り越えてきた歴史がある。今回はウイルスという見えない敵との戦いで国難ともいえる状況。賭博問題などとは比較にならないが、必ず乗り越えられる」
05年に当時の根来泰周コミッショナーの顧問に就任してから、自身のコミッショナー退任まで長期にわたって野球界に携わってきた。在任時は、東京地検特捜部長などを歴任した元検事だけに現場を大事にし、球場にもよく足を運んだ。「選手は大変な苦労をしながら調整していることだろう。ストレスもたまると思うが、心を強く持って、開幕したらその力を爆発させてほしい」と願う。
「長い歴史と伝統を持ち、国技ともいえるプロ野球の火が消えることはない。昔から『越えられない試練はない』と言われているように、必ずや野球の素晴らしさを見せることができる」。熱い思いで関係者にエールを送った。
◇熊崎勝彦氏の略歴
熊崎
勝彦氏(くまざき・かつひこ)明大法卒。72年に検事任官。東京地検特捜部長や富山地検検事正、最高検公安部長などを歴任。退官後は弁護士として活動し、05年にプロ野球のコミッショナー顧問に就任。14年1月から17年11月まで第13代コミッショナーを務めた。78歳。岐阜県出身。
【時事通信社】
〔写真説明〕プロ野球コミッショナーを務めていた2017年当時の熊崎勝彦氏=17年4月、東京都港区
2020年06月05日 07時13分
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