一般社団法人 日本電子機器補修協会

rogo

みんなが望む東京五輪に=「反対なら意味ない」―陸上女子・新谷



陸上女子1万メートルで東京五輪代表に決まった新谷仁美(32)=積水化学=。納税者の国民が望まない状況下で五輪を開催することには、一貫して疑問を投げかけてきた。「皆さんがやりたくないのなら、開催する意味が全くなくなってしまう」。新型コロナウイルスの感染拡大により開催の是非を問う声が高まる中、本音を隠さず発言を続ける。

昨年12月に行われた長距離種目の日本選手権で、日本記録を28秒以上も塗り替える30分20秒44をマークし優勝。2012年ロンドン五輪以来、2大会ぶりの代表切符を手にした。14年1月に一度引退。会社員生活を送っていた時期には、選手に対する否定的な意見を耳にした。たとえば「結果が出なくても、走っているだけでお金をもらえていいよね」。だからこそ結果へのこだわりは人一倍強い。

18年に本格復帰し、たゆまぬ努力を重ねる。走ることは「仕事」、自身は「商品」と表現。コロナ禍に遭い、アスリートの在り方を問い続ける。「結果を出すだけが仕事ではない。支援がないと生きていけない職業。応援があってこそ表現できる」。世間の声に真摯(しんし)に耳を傾け、東京五輪は日本中が歓迎するものでありたいと願う。「選手だけが『やりたい』では、ただのわがまま。国民と一緒(の気持ち)になって初めて成立するもの」

コロナのワクチン接種は副反応への懸念から、「個人的な意見としては受けたくない」と言い切る。コロナが収束する気配はなく、先行きは不透明。「五輪が無事に開催されるとしたら、最高のパフォーマンスを見せたい」。ぶれることなく進化を求め、表彰台に立つための準備を進める。

【時事通信社】 〔写真説明〕陸上長距離日本選手権の女子1万メートルで力走する新谷仁美=2020年12月、大阪・ヤンマースタジアム長居

2021年01月20日 07時25分


関連記事

日本、パリへ白星発進=松木がゴール―

シェフラーが2年ぶり優勝=松山は38

水原容疑者出廷、保釈される=米連邦地

大谷、日本勢最多175号=日米通算1

G大阪、5戦ぶり勝利=J1

橋本が4連覇=2位は岡、3位は萱―全

C大阪が首位浮上=東京ダービーはドロ

ドジャースの大谷、松井に並ぶ=日本勢

水原容疑者が出廷=保釈金380万円納

柏、5試合ぶり勝利=J1

元通訳、24億円送金で訴追=大谷選手

24億円送金の元通訳訴追=「大谷選手

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース