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コロナ対策、徹底は困難=体操テスト大会で成功も―東京五輪



昨年11月8日、新型コロナウイルスの感染拡大後で初の国際大会、体操の「友情と絆の大会」が東京・国立代々木競技場で行われた。ロシア、中国、米国の選手を招き、東京五輪・パラリンピックに向けたテストケースとの位置付けだった。

来日した選手はホテル内でも別のフロアへ自由に行き来ができないなど、感染対策で外部との接触が厳しく制限された。運営スタッフも選手との距離によって数段階に分類され、出入りできるエリアを細分化。コロナ陽性者は出ず、国際オリンピック委員会(IOC)委員も務める国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長は「対策は成功した」と大会を総括した。

IOCのバッハ会長も「重要なマイルストーンになる」と評価した。しかし、厳しいコロナ対策を五輪期間中も徹底できるかについては、困難との声が上がる。ある競技団体幹部は「単独競技の大会だったからできた部分がある。選手村などでは(同じ対策は)難しいのではないか」と話した。さらに年明けの緊急事態宣言に伴い、スポーツも例外とせず外国人の新規入国が認められなくなった。2月7日までの措置となっているが、期間が延長されれば、五輪準備への影響は大きくなる。

バスケットボールでは昨年12月、国際連盟からアジア・カップ予選を2月に日本で集中開催すると発表された。しかし、会場も発表の時点で決まっておらず、日本協会の関係者は「やるからには万全を目指すが、状況が刻一刻と変わっていて対応が厳しい」と明かす。コロナ禍が収束しない中、五輪を想定した国際大会の開催は厳しい現状。「ぶっつけ本番」の不安が広がっている。

【時事通信社】 〔写真説明〕体操国際競技会「友情と絆の大会」閉会式であいさつする内村航平=2020年11月8日、東京・国立代々木競技場

2021年01月20日 11時04分


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