元豊ノ島「本当に幸せ者」＝最後の一番はライバルと―大相撲

２０２０年の大相撲春場所後に引退し、年寄「井筒」を襲名した元関脇豊ノ島（３８）＝本名梶原大樹、高知県出身、時津風部屋＝の引退披露大相撲が２８日、東京・両国国技館で行われ、断髪式では弟弟子の大関正代や間垣親方（元横綱白鵬）ら約４００人がはさみを入れた。

何度も涙を拭い、最後は時津風親方（元幕内土佐豊）に大いちょうを切り落とされた。「みんなに祝福されて本当に幸せ者だと実感した。豊ノ島以上の力士を育てていきたい」とすがすがしい表情で述べた。

最後の一番は、少年時代からのライバルだった元大関琴奨菊の秀ノ山親方と。土俵際までがぶられながらも逆転し、大きな拍手。「本当に出し切れた。最高の時間だった」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕断髪式で時津風親方（奥）にはさみを入れてもらう元関脇豊ノ島＝２８日、東京・両国国技館（代表撮影）

2022年05月28日 17時19分

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