尊富士、青森で凱旋パレード=110年ぶりの新入幕優勝―大相撲



3月の大相撲春場所で、110年ぶりとなる新入幕優勝を遂げた尊富士が1日、地元の青森県五所川原市で凱旋(がいせん)パレードに臨んだ。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と共にオープンカーに乗り、沿道からは大きな拍手や「おめでとう」などの歓声が送られた。

尊富士が生まれた金木地区と市中心部の2カ所で行われ、約5万5000人が詰め掛けた。金木地区では、作家の太宰治の生家として知られる「斜陽館」の前などを回った。市中心部では、化粧まわしのデザインになった五所川原の夏祭り「立佞武多(たちねぷた)」も披露されて盛り上げた。

尊富士は「自分の記憶に残るような最高の凱旋パレードだった。感謝してもし切れない」と笑顔。青森県弘前市出身の会社員秋田谷陸さん(24)はパレードを見るために北海道から帰省した。「15日間、尊富士関の相撲を見て刺激を受けた。地元を盛り上げてくれる力士が出てきてくれて、とてもうれしい」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕凱旋(がいせん)パレードに臨む尊富士(車上右)。右奥は化粧まわしのデザインにもなった青森県五所川原市の夏祭り「立佞武多(たちねぷた)」=1日、同市 〔写真説明〕地元の青森県五所川原市での凱旋(がいせん)パレード後に記者会見に臨む尊富士=1日、同市役所 〔写真説明〕凱旋(がいせん)パレードで歓声に応える尊富士(車上右)。後方は太宰治記念館「斜陽館」=1日、青森県五所川原市

2024年05月01日 18時16分


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