労組日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)は2日、会員の支配下選手716人の今季の年俸調査結果を発表し、平均年俸は3年連続で過去最高を更新する4713万円だった。昨季を245万円(5.5%)上回った。
年俸の増額について、加藤諭事務局次長は「野球界の売り上げが上がってきている。売り上げが上がると、自然と選手の人件費に反映される」と分析した。
球団別の平均年俸は、ソフトバンクが6806万円で2年ぶりにトップとなった。2位に下がった巨人は6243万円。昨季日本一の阪神は5595万円で、7位から3位に上がった。12球団で最も低かったのは日本ハムで3483万円。
ソフトバンクは平均年俸が高い一方で、中央値は最低の1200万円。選手会は「同一球団内でも大きな格差が生まれている」と指摘した。
契約更改の満足度は、1位のソフトバンクから阪神、ロッテと続き、最下位は楽天だった。
◇球団別の平均年俸
24年
23年
ソフトバンク
6806
6763
巨
人
▲6243
6807
阪
神
5595
4345
ヤクルト
5090
4797
オリックス
4538
3525
DeNA
4456
4399
楽
天
▲4397
5353
中
日
4309
3383
西
武
▲4116
4579
広
島
3881
3819
ロ
ッ
テ
3635
3485
日本ハム
3483
2569
セ・リーグ
4923
4552
パ・リーグ
4498
4385
全
球
団
4713
4468
(単位は万円、▲は前年比減)。
【時事通信社】
2024年05月02日 16時23分
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