チームにとって節目の勝利が懸かるマウンドで21歳が快投した。日本ハムの達は7回で113球、3安打無失点。無傷の3勝目を挙げ、「序盤は良くなかったが、三回から修正できた。そこが一番大きな収穫かな」と振り返った。
二回は2死から内山に四球を与えた。その後も古賀に3球連続でボール。ここを切り抜けた後は、「(体の)開きが早かったので、グラブを横に出すイメージで開きを我慢した」。米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有の投球を意識した修正が功を奏し、三塁を踏ませなかった。
日本ハムは北海道に移転後、通算1500勝目。記念の勝利を手にした右腕は、移転した2004年に生まれた。「節目に勝てたのはうれしかったし、勝てる気しかしなかった」。表情も余裕たっぷりだった。
【時事通信社】
〔写真説明〕7回を無失点に抑え、笑顔でベンチに戻る日本ハム先発の達=10日、エスコンF
2025年06月10日 23時12分