一般社団法人 日本電子機器補修協会

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猫の症状一覧

ペットのいつもと様子が違う…「これって病気?」
症状から見る猫の病気一覧を作りました。
症状や病気は全ての病気を確定付けるものではありません。
軽率に判断せず、早めに獣医にかかるようにしていきましょう

お腹をかばう

●腸閉塞
 腸閉塞は異物を飲み込んだりする事が原因で腸管が詰まりは聞くや嘔吐を繰り返します、
 放置するとショック状態を起こすので命にかかわる事もあります。

【症状】
 腸内にガスや液体が溜まるためお腹が膨らんで見えます。
 痛みからお腹を丸めてじっとしています。
 また便も出なくなり、吐き気も嘔吐も見られます。

【治療法】
 脱水ショック症状があれば輸液や抗ショック療法などを行い状態を安静させてから開腹手術
 を行います。
 原因に応じて手術の内容は変わります。

【予防】
 多くの原因は誤飲です。
 誤飲しそうなものは予め、猫が飲み込まないような場所にしまっておくようにして
 予防していきましょう。

痙攣を起こす

●てんかん
 てんかんの発作の症状は意識がなくなって倒れ全身を硬直させて痙攣を起こすほど重度な
 症状のものから、体の一部だけが痙攣する軽度なものまであります。
 発作は数秒から数分続き突然終了します。
 発作を何度も繰り返したり、30分以上続くようなら緊急処置が必要です。

【治療法】
 抗てんかん薬の投与をします。
 てんかんの症状によっては投薬ではなく経過観察する場合もありますが、いずれも病院へ
 連れて行き医師の指示を仰ぎましょう。


●熱中症
 真夏の暑い日に部屋を締め切ってしまったりして急激な体温の上昇に伴い正常な体温を保てなくなると発症します。

【原因】
  ・締め切った熱い場所に閉じ込められる
 ・狭いキャリーケースでの移動
 ・蒸し暑い車などで留守番させる

【症状】
  ・口を開けてハァハァした呼吸をする
 ・よだれを垂らす
 ・目や口腔粘膜が充血する
 ・嘔吐や下痢をする
 ・倒れる

 重度になると、虚脱や失神、筋肉の震え、意識の混濁、全身の痙攣発作、吐血、下血、
 血尿、ショック症状が起きます。
 短頭種や、肥満気味の猫、子猫や老猫になりやすいので注意が必要です。

【治療法】
 応急処置として体を冷やしてください。
 風通しのよい涼しい場所に移動し、冷たい水で濡らしたタオルで全身を包み霧吹き水を
 吹きかけます。
 氷枕を動脈の走る首や脇の下にあてがうようにして体温を下げます。
 体を冷やしながら一刻も早急に病院で診断をうけるようにしてください。
 熱中症は人間でも危険です。

 熱中症にならないようにするのは勿論ですが、もしも予期せぬ事故などで起きてしまった
 場合は、まずは冷やし動物病院に連絡をするようにしましょう。

目やにがでる

●猫風邪(上部気道感染症、カリシウィルス、ヘルペスウィルス、クラミジア、フェリス)
 猫風邪は鼻水やくしゃみ、咳や目やにが出るなど風邪のような症状を引き起こす病気です。
 ヘルペスウィルスやカリシウィルス、クラミジアなどに感染する事で発症します。

【症状】
 ヘルペスによる猫風邪は母体からの移行抗体がなくなる2~3か月前後の子猫に多く見ら
 れ、鼻水やくしゃみ、咳や発熱、食欲低下、結膜炎や角膜炎などが症状として現れます。

 また、カリシウィルスの場合は上記に加え口の中や舌に潰瘍ができる事でよだれが多く
 なったり、口臭がキツくなります。
 ウィルスや細菌に複合感染した場合は、重度になる可能性もあります。
 また、軽い場合は治療をしなくても自然治癒する場合もありますが飼い猫の場合は獣医に
 見せる方が安心かつ的確な治療が受けられます。

【治療法】
 原因に合わせた投薬治療や点眼、点鼻薬を使用しクラミジアなどの場合は抗生物質などを
 使用します。
 猫風邪はワクチン接種で予防することができます。
 混合ワクチンを子猫のときからしっかりと接種させておきましょう。


●結膜炎
 結膜炎は猫の目の周りに相当な量の目やにが出て、ひどい時には瞼が閉じて開かなく
 なります。
 ウィルス感染が原因で発症しますが他に目にゴミや異物が入り結膜や角膜が傷ついて起こる
 事やアレルギーから起こる場合もあるので一概にウィルスだけが原因とは言えません。

【治療法】
 結膜炎は点眼剤による治療が主になります。
 クラミジアなど他の細菌が原因の場合は抗生剤の点眼剤を投与して治療を進めます。
 伝染性のある場合は、他の猫との接触だけではなく人間も手や衣服の消毒が必要です。
 結膜炎が細菌で感染していた場合、ワクチン接種をきちんとしていれば予防することは
 十分に可能です。


●角膜炎
 ほこりや角膜への刺激物、ウィルスや細菌、真菌などが原因で角膜に炎症が起こることを
 角膜炎と言います。
 放置すると視力の低下や失明に繋がるので注意が必要です。

【症状】
 目のかゆみ、痛み、涙を流す、目やにがでる、まぶしがる、瞼の痙攣
 症状が進むと角膜の白濁化や角膜潰瘍、角膜穿孔など重症化することもあります。

【治療法】
 角膜の治癒を促す薬や抗炎症剤などの点眼が主になります。
 抗ウィルス剤や抗生剤などによる治療も行いますが、角膜に潰瘍ができている場合などは
 治療法を変えたり猫が目をこすらないようにエリザベスハットをしたりします。


●白内障
 眼球の水晶体が白く濁る病気のことで、視力が段々と低下していきます。

【症状】
 目の奥が白っぽくなり、ぶつかったり、つまづいたりと動作がぎこちなくなります。
 両目とも白内障になった場合は視力が低下しているため猫は壁伝いに歩くようになります。
 症状として水晶体の半分以上が濁って初めて飼い主が気付くため白内障が進行してしまって
 いる場合が多いです。
 後天的な原因で起こる場合、糖尿病など代謝性疾患や子猫時代の栄養失調、猫同士のけんか
 や異物が刺さる、事故で水晶体がズレる などが原因として考えられます。

【治療法】
 白内障が初期だった場合は白内障の進行を遅らせる点眼薬や内服薬で治療を進めます。
 進行しすぎていたり日常生活に支障がある場合は手術をすることもあります。

下痢をする

●瓜実条虫症(うりざねじょうちゅうしょう)
 瓜実条虫という寄生虫が猫の体内に寄生することで下痢などの症状を起こす病気。
 瓜実条虫はノミを介して寄生し、人間にも感染します。

【症状】
 瓜実条虫に寄生されても無症状に近く気づくことは難しいです。
 ただ、多数の瓜実条虫に寄生されると下痢が見られるようになり便の中に瓜実条虫の一部が
 出てきます。
 この片節は白か淡紅色のウリの実状で活発に動くため便にウジ虫がわいているように
 見えます。
 また、片節は乾いていると縮んでゴマ状のものに見えるので感染している猫の肛門周辺や
 寝床にゴマ粒が付いているように見えます。
 そういった場合は、瓜実条虫かもしれないので早めに獣医へいきましょう。

【感染経路】
 瓜実条虫は寄生虫に寄生されることで発症します。
 ノミを介して寄生し、寄生されたノミを猫が毛づくろいなどで口に入れてしまう事で
 感染します。

【治療法】
 駆虫薬を投与して治療します。再感染を予防するためにノミの予防駆除も行っていきます。


●トキソプラズマ症
 トキソプラズマという寄生虫に感染するとなる病気で人間にも感染します。
 妊娠中の女性が感染すると胎児にも悪影響が及ぶ可能性もあるので注意が必要です。

【症状】
 初期に一過性の下痢が見られる程度で健康であれば大きな症状が出る事もなく
 生涯を終える事が多いです。

 ただ幼い猫やエイズにかかっている猫の場合は全身に発熱、消火器管の症状、呼吸器管の
 症状などが出る場合があります。
 また、人間もトキソプラズマに感染すると流死産が引き起こされたりする場合があるので
 飼い猫が感染した場合注意が必要です。

【治療法】
 抗菌薬を使って治療します。
 トキソプラズマに感染した動物の肉を生で食べたりオーシストと呼ばれる卵のようなものが
 体内に入ると感染します。

 予防としては、生肉やオーシストが含まれていそうな土などには猫を触れさせないように
 しましょう。
 トキソプラズマは加熱すれば死滅するので、十分に生肉には火を通しまな板や包丁を
 熱湯消毒するように心がけましょう。