一般社団法人 日本電子機器補修協会

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落語の有名な噺 まんじゅうこわい

まんじゅうこわい のあらすじと解説

≪あらすじ≫
暇をもてあました街の者が数人集まり、それぞれ嫌いなものや怖いものを言い合って行った。

「クモ」「ヘビ」「アリ」などと言い合う中にひとり、「いい若い者がくだらないものを怖がるとは情けない。
世の中に怖いものなどあるものか」とうそぶく男(上方では「みっつぁん」)がいる。

他の男が「本当に怖いものはないのか」と聞くと、うそぶいていた男はしぶしぶ「本当はある」と白状する。「では、何が嫌いなのか」と念を押され、男は小声で「まんじゅう」とつぶやく。

男はその後、「まんじゅうの話をしているだけで気分が悪くなった」と言い出し、隣の部屋で(あるいは、自分の長屋へ帰って)寝てしまう。

残った男たちは「あいつは気に食わないから、まんじゅう攻めにして脅してやろう」と、金を出し合い、まんじゅうをたくさん買いこんで男の寝ている部屋へどんどん投げ込む。

目覚めた男は声を上げ、ひどく狼狽してみせながらも、「こんな怖いものは食べてしまって、なくしてしまおう」「うますぎて、怖い」などと言ってまんじゅうを全部食べてしまう。

一部始終をのぞいて見ていた男たちは、男にだまされていたことに気付く。怒った男たちが男をなじり、「お前が本当に怖いものは何だ!」と聞くと、「このへんで、濃いお茶が1杯怖い」。

≪解説≫
寿限無や目黒のさんまと同じく広く知られている噺の1つです。
直接の原話は江戸時代に出版された笑話集「笑府」の訳本からと思われています。