トランプ氏の量刑延期=大統領選後の11月26日―口止め料事件



【ニューヨーク時事】米ニューヨーク州地裁は6日、トランプ前大統領が有罪評決を受けた不倫口止め料不正処理事件で、18日に予定していた量刑言い渡しを大統領選後の11月26日に延期すると発表した。トランプ氏は8月、選挙妨害に当たるとして延期を求めていた。

11月5日に迫った大統領選への影響を抑えようと、担当判事の解任や公訴棄却などさまざまな申し立てを繰り返したトランプ氏の戦術が奏功した形。共和党候補として返り咲きを目指す同氏にとって追い風となる。

州地裁は6日付の書面で、トランプ氏が連発した申し立ては「根拠に欠ける苦情」だと批判したが、裁判所は中立でなければならないとも強調。延期は「大統領選に影響された、もしくは影響を与えようとしているとみられることを避けるためだ」と説明した。

ニューヨーク州検察は延期には反対せず、州地裁の判断に従うと表明していた。トランプ氏は自身のSNSで「魔女狩りは延期された。不正はなかったと誰もが気付いたからだ!」と述べた。

トランプ氏は有罪評決の取り消しも求めており、この判断は11月12日に示されることが決まった。今月16日に予定されていた。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ前米大統領=6日、ニューヨーク(EPA時事)

2024年09月07日 07時18分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース