国民審判、最初に向き合う=自民・小泉進次郎氏インタビュー―総裁選



―衆院解散・総選挙のタイミングは。

できるだけ早期に解散したい。

―選挙情勢の分析は。

厳しいが、最初に向き合わなければいけないのは、国民の審判を仰ぐことだ。信なくば立たずだ。

―獲得議席の目標は。

今、それを語るのは控える。

―消費税増税への考え方は。

私の政権では考えない。

―経済対策については。

物価高の影響を踏まえて低所得者、年金生活者、中小・小規模事業者に届く経済対策の策定を指示したい。税を動かすことは時間がかかる。給付拡充の方がスピード感を持って届けられる。

―策定の時期や規模は。

迅速に取り組みたい。規模ありきではなく、必要なものを積み上げることが大事だ。

―防衛増税の考えは。

岸田政権が決めた防衛力の抜本強化、予算増額は引き継ぐ。「ちゃぶ台返し」は全く考えていない。

―同性婚への考えは。

全国の自治体でパートナーシップ制度など多様な形が導入され始めている。国民の理解がどこまで社会に深まっていくか見ていきたい。

―政治改革、規制改革、選択肢拡大の三つの改革を1年以内にできなかった時は。

責任と覚悟を持ち、必ず1年でやりきるよう、全身全霊で向き合う。

―1年後にどのような日本になるのか。

自分らしく、気持ちに正直に生きられる社会に向け、一歩進んだと思ってもらえるようにしたい。

―中央省庁再編の考え方は。

必要性は否定しないが、仮に首相になったら、1年でやる三つの改革で、霞が関にフル回転してもらいたい。その時に省庁再編にエネルギーを向けるのは現実的なことではない。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える小泉進次郎元環境相=6日、東京都千代田区

2024年09月08日 07時04分


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