中国鉱工業、17年半ぶり低い伸び=製造業不振が深刻化-8月



【北京時事】中国国家統計局が16日発表した8月の鉱工業生産は、前年同月比4.4%増加した。伸び率は前月から0.4ポイント低下し、単月では2002年2月以来、17年半ぶりの低い水準となった。米中貿易摩擦の激化に伴い、製造業の不振が一段と深刻化した。

主要経済指標の伸び率は7月に続き、2カ月連続でそろって低下。国家統計局の付凌暉報道官は記者会見で、年初来で見れば「経済運営はおおむね安定を保っている」と強調するものの、7~9月期の経済成長率に対する下押し圧力が強まっているのは間違いない。

中国政府はインフラ整備の拡大や自動車などの消費喚起に努めているが、効果は限定的。景気対策のさらなる強化に加え、本格的な金融緩和に踏み切るとの観測も高まっている。

【時事通信社】

2019年09月16日 16時27分

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