再開日程を白紙＝早くても５月下旬―Ｊリーグ

Ｊリーグは３日、ウェブ会議による臨時実行委員会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて２月下旬から中断している公式戦の再開日程を白紙に戻し、さらに１カ月程度遅らせることを決めた。再開は早くても５月下旬～６月上旬となる見通し。

リーグ戦はＪ３が４月２５日開幕、Ｊ２は５月２日、Ｊ１は同９日の再開を目指していた。この日プロ野球と合同で設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の会合を開催。村井満チェアマンは「専門家のトーンが従前より明らかに変わっていた」と述べ、これまで２週間単位で検討していた日程を、今後は１カ月以上の間隔を空けて判断することとした。

今季は各リーグとも全試合数の７５％以上を消化し、各クラブが５０％以上の試合を行うことが大会成立の条件。基準を満たせない可能性について、チェアマンは「シーズン終了をいつにするかで始まりのデッドラインも変わる」と説明。大会方式の抜本的な見直しはしない方針を示した。

再開に向けて、観戦時の感染予防策を講じていたが、Ｊ１神戸の元日本代表ＤＦ酒井高徳ら複数選手の新型コロナ陽性が判明。チーム内の感染予防も課題となっている。

【時事通信社】 〔写真説明〕３日午後、Ｊリーグ再開日程を白紙に戻し、ウェブ会見する村井満チェアマン

2020年04月03日 18時53分

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