一般社団法人 日本電子機器補修協会
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、プロ野球では各球団の対応が分かれている。宣言の該当地域、福岡県に本拠地を置くソフトバンクは9日から自主練習を開始する。
3月末、福岡県知事が外出自粛を呼び掛けたため、ソフトバンクは同31日から自主練習を含めて活動を休止していた。宣言発令前日の4月6日、球団と選手会で話し合い、自主練習を行うことを決めた。解除まで1カ月あるため、三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM)は「何らかの環境を提供しないといけない。最低限の環境を提供して、あとは自宅待機」と説明した。
他球団と同様、練習場所と時間を分けるなど感染予防対策を徹底する。練習場所は福岡ペイペイドームとファーム施設の2カ所。食事は提供せず、ロッカールームなどの施設を小まめに消毒。体調不良の選手が出た場合に備え、三笠GMは「(感染の)疑いが出れば、すぐに対策を取る」としている。
選手は練習を休むと、元の状態に戻すには休止期間の2~3倍程度の時間がかかると言われる。開幕が6月以降にずれ込むのが確実な状況でも、選手は工夫してコンディション維持に努めるしかない。
宣言該当地域の球団では巨人や西武、DeNAなどが自主練習を継続する一方、ヤクルトは12日まで活動を休止し、選手やスタッフは自宅待機。ロッテは9日まで自主練習を行わず、10日以降は状況を見て判断する。藤浪晋太郎投手ら3選手に新型コロナ感染者が出た阪神は3月下旬から1、2軍とも活動を休止している。
楽天は本拠地のある宮城県が宣言地域に当たらないが、当面の間、活動休止を継続。中日は8日から班分けした自主練習を再開し、日本ハムは今月末まで自主練習を継続する予定だ。
地域により感染状況が異なるため、選手の練習環境に差が出てしまっている。あるチームの選手からは「練習していて良いのかな」との声も聞かれる。
◇緊急事態宣言で各球団1軍の動き
【宣言該当地域の球団】
▽巨人(東京)=個人調整を「当面の間」延長
▽ヤクルト(東京)=7日で自主練習終了。8~12日は活動休止
▽ロッテ(千葉)=自主練習は9日まで中止。10日以降は状況で判断
▽西武(埼玉)=8日以降も当面自主練習
▽DeNA(神奈川)=4月末までをめどに自主練習
▽オリックス(大阪)=17日まで自主練習
▽阪神(兵庫)=当面活動休止
▽ソフトバンク(福岡)=8日まで活動休止。9日から自主練習
【宣言該当地域外の球団】
▽日本ハム(北海道)=30日まで自主練習
▽楽天(宮城)=当面活動休止
▽中日(愛知)=8日以降は班分けして自主練習再開
▽広島(広島)=9日まで2班に分けて時差練習
(カッコ内は本拠地を置く都道府県)。
【時事通信社】
〔写真説明〕ソフトバンクの本拠地、福岡ペイペイドーム=2月29日、福岡市中央区
2020年04月08日 22時04分
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