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木内幸男さん死去、89歳=高校野球の名将、甲子園40勝



高校野球の強豪、常総学院高(茨城県土浦市)の元監督で、取手二高(同県取手市)時代を含め春夏3回の甲子園優勝経験を持つ木内幸男(きうち・ゆきお)さんが24日、肺がんのため取手市内の病院で死去した。89歳だった。茨城県出身。

土浦一高を卒業後、同校コーチを経て取手二高監督に就任し、1977年夏に甲子園初出場。84年夏、石田文樹投手(故人)、吉田剛内野手らを擁し、茨城県勢初の全国制覇に導いた。決勝では桑田真澄投手、清原和博内野手らのいるPL学園(大阪)の連覇を阻んだ。

常総学院高に移り、87年夏に島田直也投手、仁志敏久内野手らを率いて準優勝。選抜大会でも94年準優勝、2001年優勝。03年夏は決勝でダルビッシュ有投手(現カブス)がいる東北(宮城)を下して優勝した。同年勇退。07年秋に復帰し08、09年夏の甲子園大会に出場した。

奇襲攻撃や多彩な選手起用は「木内マジック」と呼ばれた。監督で甲子園通算22回(春7、夏15)出場。歴代7位の通算40勝(19敗)を記録した。

【時事通信社】 〔写真説明〕木内幸男

元常総学院高野球部監督

2020年11月24日 20時44分


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