大谷選手、違法賭博の関与否定＝「水原氏が盗み、うそついた」―米大リーグ

【ロサンゼルス時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が２５日、専属通訳を務めていた水原一平氏による違法賭博疑惑について、本拠地ロサンゼルスで初めて報道陣に対応した。「僕自身は何かに賭けたり、送金を依頼したりしたことはない」と自身の関与を否定。「彼（水原氏）が僕の口座からお金を盗んで、みんなにうそをついていた」と説明した。

水原氏が賭博で多額の借金を抱えていることを大谷選手が把握したのは、２０日の今季開幕戦後。同氏からは、大谷選手の口座に勝手にアクセスして業者に送金したと伝えられたという。「信頼していた方の過ちを、悲しく、ショックに感じている」と心境を語った。記者との質疑応答はなかった。

スポーツ専門局ＥＳＰＮによると、水原氏は違法賭博の疑いで捜査を受けているブックメーカーと取引があり、大谷選手の口座から少なくとも４５０万ドル（約６億８０００万円）が送金されていた。この問題については大リーグ機構が調査を開始。米メディアによると内国歳入庁（ＩＲＳ）も調べに着手した。

水原氏は米メディアに対し、大谷選手本人の賭博行為を否定。当初は同氏の借金を大谷選手が肩代わりしたと説明したが、その後に撤回した。

【時事通信社】 〔写真説明〕専属通訳を務めていた水原一平氏による違法賭博疑惑について説明するドジャースの大谷＝２５日、米カリフォルニア州ロサンゼルス（Ｊｏｎ

ＳｏｏＨｏｏ／ＬＡＤｏｄｇｅｒｓ提供・時事） 〔写真説明〕キャッチボールをするドジャースの大谷＝２５日、米ロサンゼルス

2024年03月26日 18時45分

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