栃木県那須町の河川敷で、会社役員宝島龍太郎さん(55)と女性の遺体が見つかった事件で、死体損壊容疑で逮捕された建設業平山綾拳容疑者(25)が事件数日前、粘着テープやガソリンなどを購入していたことが22日、警視庁大崎署捜査本部への取材で分かった。
同容疑者は「指示を受けて買った」と供述しているといい、捜査本部は事件に使用されたものか特定を急いでいる。
捜査本部によると、平山容疑者は事件数日前、粘着テープとガソリン、携行缶を東京都や埼玉県の店で購入した。購入を指示した人物について、「名前は言えない」と話しているという。
2人の遺体は16日朝に見つかった。頭部には粘着テープが巻かれ、手足は結束バンドで縛られていた。遺体は焼損しており、付近からはガソリンのような臭いがする携行缶も見つかった。
【時事通信社】
〔写真説明〕栃木県那須町の河川敷で焼損した2人の遺体が見つかった事件で、逮捕前に捜査員に囲まれる平山綾拳容疑者(中央)と同容疑者の車=18日、埼玉県越谷市(近隣住民提供)
〔写真説明〕死体損壊容疑で逮捕された平山綾拳容疑者(知人提供)
2024年04月22日 20時43分