車から宝島さん妻の免許証、血痕も=発見前夜は知人と品川に―那須2遺体



栃木県那須町の河川敷で会社役員宝島龍太郎さん(55)と女性の遺体が見つかった事件で、死体損壊容疑で逮捕された建設業平山綾拳容疑者(25)名義のセダンの乗用車から、宝島さんの妻の運転免許証が見つかっていたことが23日、警視庁大崎署捜査本部への取材で分かった。

セダンのトランクや後部座席には血痕が付着しており、女性のDNA型と一致したことも判明。捜査本部は女性は宝島さんの妻で、暴行を受けた上、セダンで那須町まで運ばれたとみて、身元の特定を急いでいる。

捜査本部によると、宝島さんらは遺体発見前日の15日夜、新規出店を見据えた下見のため、知人らと東京都品川区東品川を訪れた。知人は警視庁に対し、宝島さんから「物件を見に行きたい。車を出してほしい」と頼まれ、ワンボックスカーを借りて台東区上野まで迎えに行ったと説明している。

宝島さんらを乗せたとみられるワンボックスカーは午後11時ごろに東品川に到着し、約30分後にその場を離れた。この間、宝島さんらが拘束されたり、抵抗したりするそぶりはなかった。

【時事通信社】 〔写真説明〕死体損壊容疑で逮捕された平山綾拳容疑者(知人提供)(一部画像処理をしています)

2024年04月23日 13時10分


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