脱線から19年、犠牲者追悼=JR西社長「取り返しつかない」―慰霊式で安全誓う・福知山線事故



乗客106人と運転士が死亡し、562人が重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故は25日、発生から19年を迎えた。兵庫県尼崎市の事故現場に整備された慰霊施設「祈りの杜(もり)」でJR西日本主催の追悼慰霊式が開かれ、遺族らが犠牲者を悼んだ。

JR西の長谷川一明社長らは慰霊式に先立ち、事故発生時刻の午前9時18分に黙とうをささげた。

式には遺族や負傷者ら326人が参列した。長谷川社長は「取り返しのつかない事故を引き起こしてしまった」と改めて謝罪した上で、「安全は経営の根幹。ハードとソフトの両面で改善を継続し、安全性の向上に努める」と再発防止に向けた決意を述べた。

【時事通信社】 〔写真説明〕追悼慰霊式で追悼するJR西日本の長谷川一明社長=25日午前、兵庫県尼崎市(代表撮影) 〔写真説明〕脱線事故の現場付近を走行中の列車内で犠牲者の冥福を祈る乗客=25日午前9時16分、兵庫県尼崎市(代表撮影) 〔写真説明〕事故現場付近を通過する列車内で頭を下げる乗務員=25日午前、兵庫県尼崎市

2024年04月25日 12時44分


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