EV新モデル続々と=中国メーカーに勢い―北京モーターショー



【北京時事】北京国際モーターショーが25日、開幕した。中国では電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)といった「新エネルギー車(NEV)」の市場シェアが年々拡大しており、この分野で先行する中国メーカーの存在感が目立った。

「(累計で)700万台のNEVを市場に投入した世界初の企業だ」。中国EV最大手・比亜迪(BYD)の幹部は同日の新車発表会でこう強調した。同社の2023年の世界販売台数は約302万台と前年比で61.9%増加し、既にNEVの販売台数では世界首位だ。今回はPHVを中心に複数モデルを公開した。

中国家電大手の小米科技(シャオミ)は今年3月に発売した同社初のEVを展示。発表会には雷軍・最高経営責任者(CEO)が登場し、EV事業の強化に向け意気込みを語った。

日本勢では、トヨタ自動車がスポーツ用多目的車(SUV)タイプのEVを含む複数モデルを初公開。同社は中国インターネットサービス大手の騰訊(テンセント)と人工知能(AI)分野などでの提携を発表した。ホンダは前週に発表したSUVタイプのEVなどを展示。日産自動車やマツダも複数モデルを公開した。

【時事通信社】 〔写真説明〕北京モーターショーで開催された中国EV最大手BYDの新車発表会=25日、北京 〔写真説明〕北京モーターショーで公開されたトヨタ自動車の電気自動車(EV)=25日、北京

2024年04月26日 07時58分


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