「手取り増」で躍進狙う=国民民主党・玉木雄一郎代表【党首奮戦記】



「躍進したい。われわれが大きくならないと、皆さんの手取りを増やす政策ができない」。21日、東京・JR原宿駅前で行き交う人々に訴えた。選挙公約には、所得税減税や社会保険料見直しなど、現役世代の「懐を温める」ための政策が並ぶ。

派手なパフォーマンスよりも「地味でいい」と愚直に発信力強化を図ってきた。自身のユーチューブ番組の登録者数は約25万人。選挙期間中は、街頭活動などを終えると私服に着替え、自宅やホテルで生配信を行う。20日は2万人近くが視聴。「こんなに見られている政治家は僕くらいじゃないか」と手応えを語る。

結党から4年。政策実現のためには与野党問わず協力する姿勢を貫くが、所属議員が20人に満たない小政党の立場で成果を得るのは容易ではない。ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除を求めて与党と協議を続けたが頓挫。「議席を増やして影響力を大きくしないと難しい」と振り返る。

今回の目標は、衆院に法案が単独提出できる21議席の獲得。その実現を期し、全国を駆け回る。

【時事通信社】 〔写真説明〕衆院選の街頭演説後に有権者と触れ合う国民民主党の玉木雄一郎代表=21日午後、東京・JR渋谷駅前

2024年10月22日 13時33分


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