プロ野球のドラフト(新人選択)会議が24日、東京都内のホテルで行われ、明大の宗山塁内野手の交渉権は楽天が獲得した。1位入札で西武、広島、日本ハム、ソフトバンクと合わせて5球団が競合し、楽天が当たりくじを引いた。
関大の金丸夢斗投手は中日、DeNA、阪神、巨人の4球団が1位指名し、中日が抽選を制した。2球団が入札した青学大の西川史礁外野手はロッテが交渉権を得た。ヤクルトは愛知工大の中村優斗投手を単独で指名した。
抽選で外れた阪神は伊原陵人投手(NTT西日本)、DeNAは竹田祐投手(三菱重工West)、広島は佐々木泰内野手(青学大)、オリックスは麦谷祐介外野手(富士大)を1位指名。2度目の抽選で、巨人は石塚裕惺内野手(埼玉・花咲徳栄高)、日本ハムは柴田獅子投手(福岡大大濠高)の交渉権を獲得した。抽選で2度外れたソフトバンクは村上泰斗投手(神戸弘陵高)、西武は斎藤大翔内野手(金沢高)を指名した。
支配下選手の指名は計69人。西武、巨人などで活躍した清原和博氏を父に持つ慶大の清原正吾内野手は支配下、育成を通じて指名されなかった。
【時事通信社】
〔写真説明〕楽天が交渉権を獲得し、記者会見する明大の宗山塁内野手=24日、東京都千代田区
2024年10月24日 20時43分