APEC首脳会議、15日開幕=高まる保護主義、閣僚会議で議論



【リマ時事】アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が15日(日本時間16日未明)、ペルーの首都リマで開幕する。ロシアのウクライナ侵攻や中東情勢緊迫化で世界経済の下振れリスクは拡大。米中貿易摩擦の激化による保護主義の高まりに警戒感が広がっている。こうした中、域内の持続的な経済成長の実現へ多国間でのルールに基づく自由貿易の重要性を確認したい考えだ。

日本からは石破茂首相が出席。バイデン米大統領や中国の習近平国家主席も参加する。ロシアのプーチン大統領は参加を見送る。2日間の討議を経て、首脳宣言を採択する方向で調整している。

首脳会議に先立ち、14日(同14日夜)には閣僚会議が開幕した。武藤容治経済産業相と岩屋毅外相が出席。自由貿易の推進や脱炭素化に向けた水素の利活用などを討議する。

【時事通信社】

2024年11月14日 23時47分

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