石破茂首相は6日の参院予算委員会で、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、「米国の関与なくしてこの戦争が終わるとは思わない。わが国として、いかにして米国の関与を続けることができるかに力を尽くしたい」と述べた。先進7カ国(G7)が結束し、早期終結を図るべきだとも訴えた。日本維新の会の柴田巧氏への答弁。
国民民主党の舟山康江参院議員会長はガソリン税の暫定税率について早期廃止を求めたが、首相は財源確保策と合わせて検討すべきだとの従来方針を繰り返した。「地方ほどガソリンの負担が重いことをよく念頭に置きながら対応を考える」とも語った。
医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」の負担上限を引き上げる政府方針に関し、首相は「患者などの意見を聞き、適切に判断する」と説明。治療断念につながるとの懸念が出ていることについて「あっていいとは全く思わない」と指摘した。共産党の小池晃書記局長への答弁。
【時事通信社】
〔写真説明〕参院予算委員会で答弁する石破茂首相=6日午後、国会内
2025年03月06日 18時06分