米中高官がスイスで会談=対立回避で対話維持



【ワシントン時事】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は6日、スイス・チューリヒで中国の外交トップ、楊潔※(※竹カンムリに褫のツクリ)共産党政治局員と会談した。ホワイトハウスは声明で「米中間の競争について責任ある管理を続けていく」と強調。台湾海峡情勢など米国が懸念する問題や、気候変動といった中国との協力を目指す分野などが議題になる可能性がある。

ホワイトハウスによると、チューリヒでの会談は9月に行われたバイデン大統領と習近平国家主席の電話会談を受けた形で行われる。サキ大統領報道官は「高官レベルでの対話を維持することは政権の優先事項だ」と説明。台湾の防空識別圏への中国軍機の進入など米中間の緊張が高まる中、米側には対立激化を避けたい思惑があるとみられる。

【時事通信社】 〔写真説明〕サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)=8月17日、ワシントン(AFP時事) 〔写真説明〕中国共産党の楊潔※(※竹カンムリに褫のツクリ)政治局員=2020年2月、東京都千代田区

2021年10月06日 22時43分


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