休止延長、協議難航か=ハマス、6日連続で人質解放―イスラエル人の子供ら死亡発表



【エルサレム時事】イスラエルとイスラム組織ハマスのパレスチナ自治区ガザでの戦闘休止期間が終わりに近づく中、カタールやエジプトなどの仲介で行われている戦闘休止の再延長に向けた協議が難航しているもようだ。一方でハマスは29日、人質16人を引き渡した。人質解放は6日連続。イスラエル側も収監していたパレスチナ人30人を釈放した。

戦闘休止期間は30日午前7時(日本時間同日午後2時)まで。ハマスは29日、人質に取った子供とその母親が死亡したと発表しており、こうした状況や延長期間などの条件に関する駆け引きが交渉を難しくしている可能性がある。

ロイター通信はエジプト当局者の話として、仲介当事者が2日間延長で合意する可能性があるとみていると報じた。しかしパレスチナ当局者によると、交渉は続いているが合意に至っていない。

AFP通信は、「(イスラエルからの)提案は最善ではない」と不満を漏らすハマス関係者の話を伝えた。延長期間を巡り、「2日間かそれ以上か」に議論が集中しているという。

【時事通信社】 〔写真説明〕29日、パレスチナ自治区ガザで、イスラム組織ハマス戦闘員から赤十字国際委員会(ICRC)に引き渡される人質(中央)(ハマス提供)(ロイター時事)

2023年11月30日 10時18分


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