偵察衛星「正式運用開始」か=北朝鮮、写真は公開せず



【ソウル時事】北朝鮮が先月打ち上げた軍事偵察衛星は1日、かねて示していた正式運用開始日を迎えた。国営メディアからの公式発表はないが、運用を始めた可能性がある。北朝鮮は打ち上げ後、日米韓などの重要地点の写真を撮影したと主張。ただ、画像自体は公開されておらず、性能には疑問符も付く。

北朝鮮は11月21日、軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載した新型運搬ロケット「千里馬1型」を打ち上げ、翌22日に成功したと発表。金正恩朝鮮労働党総書記は同日、国家航空宇宙技術総局から「衛星が12月1日から正式な偵察任務に就く」と報告を受けていた。

米韓両政府も、北朝鮮の衛星が地球周回軌道に進入したことを確認している。今後は、偵察衛星としての機能を果たせるかどうかが焦点になる。

【時事通信社】 〔写真説明〕北朝鮮の軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載したロケットの打ち上げ=11月21日、平安北道(朝鮮中央通信が配信)(AFP時事)

2023年12月01日 17時21分


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