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関心低下に危機感=ウクライナ選手に新たな闘い―「戦争は今も続く」



ロシアの侵攻から2年。戦禍への関心が低くなる中、スポーツの現場にいるウクライナ選手が「戦争は今も続いている」と声を上げている。

1月に行われたテニスの全豪オープンには、戦争に関係する国の多数の選手が出場した。女子シングルスはウクライナ勢が7人。大会中は侵攻がよく話題に上った。

国際テニス連盟は「スポーツと政治を交ぜて考えてはいけない。個人としては認め、国としては認めないことがバランスの良い対応」との立場。男女の国別対抗戦からロシアとベラルーシを除外する一方、男女のツアーを統括する団体は選手個人に制限を課さない。両国選手は国名を使わない条件で転戦している。

スポーツと政治の分離という点ではうまく運んでいる面もあるが、ウクライナ選手が抱える苦しみは解決されない。侵攻国の選手とは、試合後の慣例の握手をしないのが当然の光景だ。

ウクライナ国旗の色が入ったリボンをウエアに着けて試合に出るレシア・ツレンコ選手は、全豪オープン3回戦でベラルーシのアリーナ・サバレンカ選手と対戦。試合後、やはり握手はしなかった。侵攻国の選手個人の批判はしないが、言葉があふれ出る。「戦争はまだ続いていて、ウクライナの人々が苦しんでいることを世界中の人たちに思い出してほしい」。そう訴え、「ロシア、ベラルーシの選手が国の代表として五輪に出ることは認めるべきではない。選手たちも侵攻国のプロパガンダの一部だ」とも主張した。

連覇したサバレンカ選手は、これまで何度も「戦争は支持しない」との立場を示している。ツレンコ選手に握手を拒否された後も「それぞれの立場があるので尊重する」と言い、淡々と競技に向き合っている印象だ。10人以上が出場したロシア勢も、以前と変わらずツアーの一大勢力であり続けている。

「みんなが何もなかったかのように普通に戻っている。私はウクライナで何が起きているのかを発信し続ける」とマルタ・コスチュク選手。出身地キーウ(キエフ)には今も家族や知人がいる。「彼らとのメッセージのやりとりで『あなたの試合のスコアと、ミサイルがどこに飛んでいくかをチェックしている』と伝えられた。戦争は終わっていない」と強調する。

日常に戻ったようなツアーの中、ウクライナの選手たちは危機感を抱き、世界中の関心をつなごうと必死だ。侵攻の長期化は、新たな闘いも生み出している。

【時事通信社】 〔写真説明〕リボンを着けて試合に臨むウクライナのツレンコ=13日、ドーハのカタール・オープン(AFP時事)

2024年02月22日 16時03分


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